田舎移住で住まい探しをする際に、賃貸にするか売買にするか悩む点です。田舎暮らしの格安物件は物価の安さだけじゃなく安いなりの事情もあるのです。田舎暮らしに胸を弾ませ、仕事探しの問題もクリアしたのに家にトラブルがあったらショックですよね。 宅地建物取引主任者の資格を持つ私が住宅販売の知識、実際にIターンをして複数回、家探しをした経験をもとに 個人的見解で初めての田舎暮らしの物件探しのポイントについて記載しています。
初めての田舎暮らしは賃貸がおすすめか？売買か？
田舎の家、買いますか？借りますか？
これから初めて田舎暮らしするなら賃貸がおすすめ
田舎暮らしをしたい！田舎に住んでみたい！っという動機でこれから手探りで田舎暮らしをするのであれば、まずは買わずに賃貸から始めることを個人的にはおすすめします。もちろん、絶対に購入派だという人を咎めるつもりはありません。
田舎暮らしを始める際に最初に賃貸をお勧めする理由は、もし移り住んで、理想の環境ではなかった場合に気軽にまた移住しやすいからです。購入するよりも最初の準備資金も負担が少ないし田舎暮らしに慣れるまでは、精神的にも賃貸の方が楽です。買ってからその地が自分に合わないと思っても購入した古民家や土地など、返品をするというわけにはいかないし、転売するにも自分が住みたいと思わない家や近隣環境の場合、他の人もそういう判断があり、買い手や借り手が見つからず時間がかかるリスクもあります。
(縁があって高く売れる可能性もなきにしもあらず…。沖縄で家を買ったけど離婚で家を手放す際に都会からの移住者向けに高く売れた事例もあります。)
話は戻しまして、最初は賃貸でその地になじんでから知人の紹介などを経て理想の住まいを探して購入するか、賃貸している家を購入できるか屋主さんに交渉してみると良いです。
田舎の空家は沢山あれどすぐに住める部屋は少ない理由
田舎に行くと空家はたくさんあります。しかしすぐ住める物件となると話は別で…。完全に以前住んでいた荷物を置いたまま放置状態になっているところが多いのです。
- 跡継ぎが都会に出ていったため住む人がいなくなった
- 近隣に新築を建てて荷物置きになっている
- 別荘として購入して何らかの要因で空家になっている
- 仏壇を置いている、または親の実家を勝手に処分できない
- いずれ同居するけど新婚時だけは別居したいと近隣の家を借りる地元の人も増えた
色々あります。
私は田舎暮らしをして実は今で６軒目なのですが、最初は市街地の賃貸アパート、二回目に住みたい場所に近い新築アパート、そのうちにどんどんやりたいことや住みたい場所、地に足をつける意識が強まってきたのでやはり賃貸からのスタートでよかったと思います。最終的に村や群などという本当の田舎町に移住した時に家探しで苦労しました。上記に記載した理由含め、空き家はあるのですが貸せる家がないのです。(人の紹介と、自治体の空き家バンクを利用しました)
市内の市街地だと都会と変わりなく物件は探しやすく、とくに商業地や大学がある地域ではたくさんのアパートがあり、ファミリータイプは都会に比べると家賃も安く駐車場代も安いです。物件によっては一世帯あたり駐車場2台借りれて数千円。しかしワンルームになると今や都会の方が家賃が安いところもあるので、一人暮らしで田舎移住をお考えの方で便利な市街地を選ぶのであれば予算に注意です。(収入と支出のバランスを考慮してください)
田舎で家を購入する際のポイント
その地に住むと決意をして購入する場合に手段として
- 自治体の定住支援制度を利用する
- 地元の業者を利用する
- インターネットで検索する
- 知人に紹介してもらう
などの方法があることを別記事で記載しました。
田舎暮らしをしたい・田舎移住で第二の人生を始める際の基礎情報を記載しています。田舎暮らしに失敗して後悔することを軽減するために大事なことは情報を正しく取捨選択して自分で判断をするということです。
- なぜ田舎暮らしをしたいのか？理由ときっかけを自覚する
- 田舎暮らしの準備・物件を探す4つの方法
- 田舎暮らしの準備・移住先で仕事を探す6つの方法
- 田舎で商売するための移住先を決める際に知っておくべき5つの条件
- 初めての田舎暮らしは賃貸がおすすめか？売買か？
田舎暮らしのいいところも悪いところも含めトータル的に田舎の方がよいと思って暮らしている個人的見解ですが少しでも参考になることがあると幸いです。相談してみたいこと、取材依頼などはお問い合わせフォームからお願いします。
