田舎暮らしの準備・移住先で仕事を探す5つの方法

田舎暮らしを計画するときに、老後資金や生活費を十分貯蓄した人やすでにやりたい仕事が決まっている人と違って、移住先で仕事を探して収入を得ながら田舎暮らしをする予定の方は何の仕事をするか?どんな仕事をするか?どのように仕事を探すか?を考えます

田舎暮らしをしたい理由を明確にする方が圧倒的に住まいも仕事も決めるスピードも速く選定効率が良いです。何となく田舎暮らしにあこがれて、その日その日、見た情報でやりたいことがぶれる場合にはまずはなぜ田舎暮らしをしたいかを考えることが大事です。この話題については別記事( なぜ田舎暮らしをしたいのか?理由ときっかけを自覚する )で記載するとして…それでは本題に入ります。

田舎暮らしの準備・移住先で仕事を探す5つの方法

基本的には 田舎暮らしの準備・住まいを探す4つの方法 とほぼ同じですが5つの方法について記載します。すでに田舎でやりたい仕事が決まっている方については対象外です。

1.求人サイトや求人アプリで仕事情報を検索する

一番シンプルな仕事の探し方で、時間と場所を選ばず閲覧できるネットを通じて求人情報の収集をすることです。求人サイトはアルバイトや派遣、正社員、寮付き、社会保険付き、勤務時間や休日数など様々な条件を絞って効率よく探すことができますね。ただ、求人サイトの情報はアドセンスなど広告料目的で運営しているサイトもあり、新しい情報も古い情報も乱立しているため信憑性に関して、利用者の声など(ステマには注意)も参考にするとよいです。

登録して求人情報をメールマガジンで受け取る場合には、情報過多になり、まだまだほかにいい仕事があるはずだと与えられた情報を閲覧するだけで行動をしている気になり、その一歩先(面接応募してみる)を後回しにしがちになるので具体的な実現に向けて必要な情報に絞ることも必要です。

2.ハローワークや自治体のホームページで探す

ハローワークは地域の求人情報が主に記載されているので移住者向けに特化したわけではありませんが確実に募集をしていて社会保障の有無・時間外労働の時間の目安など労働基準法に基づき、情報がしっかり掲載されてますので後のトラブルが少ない安心感があります。ただ、移住者ということで受け入れてもらえるかどうかは企業の担当者の価値観や今までの経歴によるので『移住者という先入観で』ハードルが高いケースもあります。

また自治体のホームページでは臨時職員の募集や公共施設の契約職員、看護師や介護職員の募集や、町(村)民に配布する広報などに地元企業の求人募集が掲載されていることもあります。

3.移住先の企業のホームページにリクルート情報がないか確認する

ハローワークや求人サイトに掲載していなくても企業のホームページにリクルート情報が掲載されていることや企業やショップのSNSなどでスタッフ募集の配信をしているケースもあります。その場合、直接コメントやメール問い合わせをして面接につなげます。

4.実際に移住候補地に足を運んで探す

求人サイトやハローワークで求人サイトをチェックしながら、面接のアポイントメントを取って現地に出向いたり、アポはなくてもその町を歩いてやりたい仕事やできそうな仕事を開拓するヒントを得ることもできます。

5.地域おこし協力隊や担い手研修なども視野に入れてみる

田舎暮らしをしたいけど何を仕事にしたいか決めていない、趣味や風景などが優先でこの町で暮らしたい、という場合に地域おこし協力隊など地域創生にかかわる自治体系の求人を選択する方法もあります。この場合、契約期間のみ報酬や住まいに関する保証があり、与えられた任務やボランティア活動やイベント参加をこなしながら地域になじんで任期終了後に自立してその町に定住するというものが主です。いわゆる地域の困りごとの解消や担い手の育成、地域活性化を実現するスタッフという役割があるのである程度のフットワークの軽さやコミュニケーション能力が必要になります。

担い手は地場産業の農業や林業、漁業などの第1次産業や伝統工芸の研修をしながら技術を習得して未来に続く仕事にしていくというものですのでその後稼げるかどうか、食べていけるかどうかの保証はありませんが、数年間は研修の身として助成金が出たりと生活のサポートをしてもらえるのでその後のことを考えながらも、目先数年は生活費の心配をせずに技術習得に集中できるメリットはあります。

ただし、担い手がいないということは…厳しい一面もあるということですので田舎で暮らしたい生活費の保証のためだけにやってみたけど手当がないと辞めるということになるとかなりの迷惑になるので最初からエントリーしないほうが良いです。

6.地元の知人や先輩移住者、などから紹介してもらう

住みたい田舎町が大体決まればその地元にハローワークにはない求人募集や、募集はしていないけど民主など観光業で繁忙期だけのアルバイトがあるとか、(その後住みながら次の仕事を探すという方法もあり)、移住者の先輩が起業をしてスタッフを募集する際に声をかけてもらうようにコミュニケーションをとっておくなど知人を作り、気に掛けてもらうという方法もあります。

田舎暮らしの準備・移住先で仕事を探す6つの方法まとめ

田舎の仕事探しの方法は賃貸物件探しなどと同じで、人間関係により思わぬ紹介が出てくることもあります。しかし、仕事も物件も案件が少ないし人が少ない分、情報が筒抜けの為、ネガティブな情報が出回ると生活しづらくなることもあり、都会のように嫌ならやめて次を探すということはとても難しいので人を頼る場合には常に相手のことを考えて慎重に行動することが大事です。

ということは、人間関係を築くのが苦手で人が少ない田舎で暮らしたいと思う方が描いている理想と現実は違うことがわかると思います。思いもよらぬ近隣との関わりがたった一人とでもうまくいかない場合、同じ集落では逃げ場が少ないのが田舎です。

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田舎暮らしの仕事は自分次第でどんどん生み出すことができる魅力があります。特別な能力がなくてもアイデアを出して相手を想い役立つことを考え、最初こそ収入に結びつかないこともありますがそれを仕事にしていくとドンドンできることが増えていき、気が付けばそれがやりがいのある仕事として成り立ってきます。