田舎暮らしをしたいと思った時に、田舎暮らしの準備編で仕事探しが必要な人に
を記載しましたが、田舎で仕事を探す際の注意点や都会と田舎の違いについても少し触れます。
田舎暮らしで仕事を探す時に注意すること
田舎暮らしをする際に、農業をしたい、趣味を仕事にしたい、創作活動をしたい、起業をするための準備として経験を積むために就職したい、と具体的な目的がある場合と、田舎で暮らすための収入源の手段として仕事を探す場合があります。
田舎暮らしをしたい人のインタビューなどで、お金ではなく心の豊かさを優先にしたい、高収入じゃなくてもいいからプライベートを充実させたい、家族との時間を大切にしたいという要望も見受けますね。
物価が安いから低賃金でもOKはウソ
田舎は物価が安いから、低賃金でやっていける、と田舎暮らしを推奨する人は言いますが、簡潔にに言うとそれは嘘です。安いのは土地代と地産地消の農産物や魚介類のことであり、生活に必要な消耗品に関しては今や都会の方が激安スーパーやドラックストア、ホームセンターなどが沢山あり、物価も安いです。ですので田舎は物価が安いから低賃金でも良いという理屈は合っていません。
田舎は住む場所によりますが車の維持費、燃料代、保険代、冬の光熱費、地域行事の出費、子育て世代は子供の習い事や大学に向けての学費や下宿代などを貯蓄するために親に孫のお世話を協力してもらって夫婦共働きのご家庭も多いのです。車は夫婦それぞれが所有しないと生活できないこともあり貯蓄や年金がなく、今後田舎で働いた収入だけで生活を築いていく場合にはとても注意が必要です。
ある程度たくわえを持って貯金を崩しながら低賃金で働き悠々自適に自給自足的な生活をしている人で、無いものを買うではなくて無いものは作るというライフスタイルの方々は確かにいますが、都会で便利な生活に慣れ親しんだ人にとって田舎で低賃金のサラリーマンだと、買いたいものも買えず、我慢・節約・質素・貧乏で心豊かどころかお金と将来の不安に襲われて精神をむしばんでしまいます。
よほど強い目的や願望があり、お金ではない部分を最優先していて、家族を養う必要がない方なら大丈夫でしょう。
田舎の人たちの仕事の在り方で3つの嫌な理由
こんなことを言うと完全に悪口のようになりますが…田舎で働いて思ったこと、低賃金にもつながる要因にもなりえると感じたことが3つあります。
- 注意する人がいない
- 競争率(向上心)がない
- 馴れ合い
ざっくりいうと。何事も穏便に済ませようという優しい習性なのか、年功序列なのか、危機感を持つ必要がないのかわかりかねますがとにかく悪いところを注意することもなく改善もないのでその悪い部分を誰かが我慢して補っていることや、皆が気にせずそのままか…。 これでは技術が向上するわけがないとすごく感じました。
私は建築現場で働いたことありますが、段取りの遅さ材料手配の悪さに手を動かすスピードにとすべてにおいてスムーズではなくストレスが溜まりました。 ここで改善を求めると、あいつはうるさい、怖いといわれました。 こっちからすると、そんなんだから利幅も少ないし、良いものを作ることができずに同じ繰り返しをし、都会の早くて確実なクオリティーでこなしてくる大企業の仕事をどんどん取られるんだな、と。もちろん昔ながらのなれ合いで人間関係を優先して同じ仲間同士で仕事をしあうことはあり大切な部分ではありますが、都会に取られて世もdそれという最悪なパターンも。
もちろん命にかかわる仕事をしている漁師さん等は逆に気性が荒くてせっかちだと誤解を受けやすいのですが、危機感を持った在り方だと思います。
※当たり前のことですが個人差はあります。全員がそうではないし、求める環境やスキル向上心もジトによって違うので私が不満でも、心地よいと感じる人もいます。
だからこそ田舎で仕事するチャンス
仕事に対する不満は実はすごいチャンスなのです。例えば登記なども電子登記がありますよね。でも田舎の人は登記をする業務が多くないため経験値が浅いの上に、やったことないので今までの古い体制でやり続けている人がいました。それをあなたが最新の手法でかつ今後当たり前になるであろうことを意欲的に取り入れて営業をかければ どんどん仕事が舞い込んでくるということもありえるのです。
ただ…人間関係も濃いので古い付き合いの中に割り込むことは難しいかもしれませんし、こういう関係性が田舎の魅力でもありますが…便利だし税金に関してもネットで確定申告をして、とどんどんIT化が進んでいることやセルフレジに電子マネーなどt会で当たり前のことが田舎では整っていないところも少しずつ広がりいずれ当たり前になってくるでしょう。変化に対する腰の重さを助ける意味も込めてその他ビジネスチャンスはすごくすごく溢れています。
都会にはありふれてても田舎にまだないものは沢山有り、それが需要があるか検証してやってみたら大ヒット!っということも本当にありますので田舎で仕事する希望を捨てないでください 。
ちゅい移転としては求められていないことを良かれと思ってごり押ししたり見下して強引に進めていくなどは人間関係にひびが入りますのであくまでも寄り添いながら提案し、郷を知って郷になじんだやり方で取り組んでください。都会のやり方をいきなり田舎に持ち込んでそれが正しい方法だとしても人の心情として受け入れてもらえずにうまくいかないことは多くあります。(気づかずにストレスを抱えていた私だからこそ思うことです。)
田舎暮らしの仕事は自分次第でどんどん生み出すことができる魅力があります。特別な能力がなくてもアイデアを出して相手を想い役立つことを考え、最初こそ収入に結びつかないこともありますがそれを仕事にしていくとドンドンできることが増えていき、気が付けばそれがやりがいのある仕事として成り立ってきます。